昔は、子どもは夏になると外で遊んでこんがり日焼けするのが当たり前でした。日光に当たらないともやしになるよとか骨がもろくなるよ、とよく言われていました。
しかし、近年は地球温暖化やオゾン層の破壊などの影響により、平均気温が上がり、紫外線の量も増えています。むしろ、現在のような気温の変化は、肌が弱い子どもに悪影響があると考えられており、紫外線対策をする親御さんも増えています。
そこで、子どもの紫外線がなぜ必要なのか?ということや、日焼け止めの種類、日焼け止めを塗るときの注意点などについて詳しくご紹介しますので参考にしてください。
日焼け止めは子どもも必須!子どもの頃から紫外線対策がなぜ必要なのか?
大人になるにつれて、日差しが強くなると紫外線対策をする人が増えると思います。子どもには紫外線対策を行っていない人もいるかもしれませんが、じつは子どもの頃から紫外線対策を行うのが理想的です。
子どもの頃から紫外線対策が必要な理由は以下の通りです。
- しわやしみなどの皮膚老化を早める
- 将来、皮膚ガンを起こしやすくなる
- 目の病気を起こしやすくなる
このような可能性を否定できないため、子どもの頃から紫外線対策は必要と考えられています。
日焼け止めにはどんな種類があるの?
日焼け止めにはさまざまな種類があります。子どもに合わせて、使いやすいものを選ぶようにしましょう。
主な日焼け止めの種類は以下の通りです。
- クリームタイプ
- ミルクタイプ
- ローションタイプ
- ジェルタイプ
- スティックタイプ
- スプレータイプ
- シートタイプ
それぞれの特徴について説明します。
クリームタイプ
クリームタイプは、カバー力が高く、UVカット効果も高いのが特徴です。また、油分が多いため、肌への密着度も高い。
汗や水にも強く、ウォータープルーフタイプが多いです。
ミルクタイプ
ミルクタイプは、水分と油分のバランスが良く、乾燥からも肌を守ってくれます。肌に膜を作るように密着してくれます。
テクスチャーは肌のうえで伸ばしやすく、ムラになりにくいのが魅力です。
ローションタイプ
ローションタイプは、汗や皮脂に強くベタつきがちな夏の使用におすすめ。水分量が多く、みずみずしいため肌にスーッと馴染む付け心地が魅力です。
ただし、日焼け止めが取れやすい特徴もあるので、こまめに塗り直しが必要なのは子どもにとってはデメリットかもしれません。
ジェルタイプ
ジェルタイプは、伸びが良く塗りやすい特徴があります。また、保湿力も高いので乾燥肌の子どもにもおすすめです。
テクスチャーは伸びが良いので、肌にやさしく塗った後のベタつきもありません。水分量が多いため、白浮きしにくいのも魅力です。
スティックタイプ
スティックタイプは持ち運びしやすく外出先でもサッと塗れて、ピタッと密着するので使いやすく人気があります。塗り直しや重ね塗りもしやすく家族全員で使えます。
他の日焼け止めを使用した後の仕上げの紫外線対策として使う人も多いです。
スプレータイプ
スプレータイプは、手で塗りにくい髪などの使用に最適です。シュッとスプレーするだけなので、嫌がる子どもにも瞬時に使えておすすめ。
髪の毛も紫外線のダメージを受けるので、髪の紫外線対策を考えている人にはぜひ活用してもらいたいアイテムです。
シートタイプ
シートタイプは、塗りたいときにサッと取り出して使えるので簡単で便利です。また、ミルクタイプやローションタイプなどと違い、使用量を気にする必要がないのも気軽に使えて人気となっています。
ただし、シートタイプは汗などに弱いため、ハンドタオルなどで汗を拭き取ってから使用しましょう。
子どもに日焼け止めを塗るときの注意点
子どもに日焼け止めを塗るときの注意点は以下の通りです。
- 新生児には塗らない
- 適量を塗る
- こまめに塗り直す
- 石けんやお湯でしっかり落とす
- 落とした後は保湿が大切
それぞれについて詳しく説明します。
新生児には塗らない
日焼け止めのなかには、新生児から使用できるものもありますが、新生児のお肌は不安定でデリケートなので、医師にご相談の上でのご使用をお勧めします。紫外線対策を行うよりも、新生児期は、日射しが強い時間帯の外出は避けましょう。買い物などもできるだけ日射しが強くない時間帯を選び、もしも外出する場合は、日よけや帽子を被らせるなどの対策を行ってください。
適量を塗る
日焼け止めは適量を守って塗ることが大切です。日焼け止めの量が少ないと効果は薄くなります。
ほとんどの商品は、パッケージなどに適量の記載があります。クリームタイプを顔に塗るなら、パール粒1粒程度が目安です。
ローションタイプならもう少し使用量は増えると思うので、必ず記載されているのをチェックして適量を守って使いましょう。
また、日焼け止めを均一に伸ばし、顔や腕だけでなく首や胸元なども忘れずに塗ってくださいね。
こまめに塗り直す
日焼け止めは、一度塗ればずっと同じ効果が続くわけではありません。そのため、こまめに塗り直す必要があります。
理想は2~3時間程度で塗り直すのがいいでしょう。子どもが塗り直しを嫌がる場合はスプレータイプやスティックタイプを活用してみてください。
石けんやお湯でしっかり落とす
日焼け止めを落とす際は、石けんを使って成分が残らないようにすることが大切です。肌に成分が残ると、かゆみなどの肌トラブルを起こす可能性があります。
肌に負担がかからないよう、しっかり泡立ててやさしくなでるように洗いましょう。
落とした後は保湿が大切
石けんで日焼け止めを落とした後は、肌が乾燥しやすくなっています。そのため、しっかり保湿することが大切です。
とくに子どもの皮膚は薄いため、少しの刺激で傷つきやすいです。大人以上に保湿対策をしてあげてくださいね。
日焼け止めを嫌がるのはなぜ?
小さな子どもは日焼け止めを塗るのを嫌がることがあります。それは一体なぜなのでしょうか。子どもが日焼け止めを嫌がるよくある理由を紹介します。
塗った後のべたつきが不快
一つは、塗った後のべたつきが不快なことです。とくに、赤ちゃん用の日焼け止めには紫外線吸収剤不使用のものが多く、紫外線吸収剤使用のものと比べると塗り心地は劣ります。
また、汗や水に弱い製品も多いため、塗り心地が悪い日焼け止めをこまめに塗り直す必要があるのです。これは、子どもには少しストレスとなってしまう可能性もありますね。
香りが苦手
もう一つは、日焼け止めは無香料と書かれていても独特の香りがするものもあります。とくに香りに敏感な子どもだと苦手と感じてしまうかもしれません。
香りが苦手な子どもには、柑橘系の爽やかな香りがおすすめです。シトラス系の香りならフルーツのような感覚で受け入れてくれることが多いですよ。
日焼け止めを嫌がる子どもにおすすめのクールUVポッピングバブル
マザーアンドドーター
クールUVポッピングバブル SPF50+ PA++++ 60g
1,430円(税込)
我が家には子どもが3人いるのですが、5歳の末っ子は日焼け止めを嫌がるので困っていました。そこで、今まで使用したことがなかったスプレータイプの「クールUVポッピングバブル」を使ってみました。
クールUVポッピングバブルは、スプレータイプの日焼け止めなのですが、一般的なスプレータイプの日焼け止めとは少し違います。それは、肌にスプレーを吹きかけるとパチパチ弾けるひんやり冷たい泡のジェルがとても気持ちいいのです。
この冷たい泡のジェルには、保湿成分がたっぷり含まれているので、やさしく肌に馴染みます。また、敏感肌の人や小さなお子さんにも使える低刺激処方なのもうれしいですね。
5歳の子どもに試した結果
普段、できるだけベタつきが気にならないようローションタイプの日焼け止めを塗っていました。ですが、塗った後の不快感はあるようでいつも嫌がる末っ子に悩んでいたのです。
このクールUVポッピングバブルもじつはあまり期待せず「また嫌がるかな?」と思いながらスプレーしてみました。すると、まず一番に「冷たい!アワアワ面白い!」と大笑いだったのです。
これには、私自身びっくりしました。いつもあんなに日焼け止めを塗る時間に困っていたのに。
スプレーなので一瞬で肌に塗れますし、白いモコモコ泡は冷たくパチパチ弾けているので末っ子は触るのが楽しいようでした。5歳の末っ子も自分から進んで泡を伸ばしていました。
また、シトラスヴァーベナの香りはシトラス系の爽やかな香りです。この香りも子どもには嫌な香りではなかったようで「良い匂い」と何度も腕に鼻を当てて嗅いでいました!
外出中も、暑くなったらひんやりしたいのか、「スプレーかけて」と自分から日焼け止めの催促をしてくるほどお気に入りになりました。石けんで簡単に落とせるのも親にとってはありがたいですよね。
日焼け止めを嫌がるお子さんに悩んでいるなら、スプレータイプのクールUVポッピングバブルを試してみてはいかがでしょうか?
日焼け止めと一緒に行いたい紫外線対策
日焼け対策は日焼け止めを塗るだけではありません。日焼け止めを使う以外にもできることがあります。
日焼け止め以外の紫外線対策は以下の通りです。
- 日差しの強い時間帯の外出は避ける
- 服装に気を付ける
- 日焼け対策ができるデザインの帽子を被る
それぞれ詳しく説明します。
日差しの強い時間帯の外出は避ける
とくに日射しが強くなる夏場は、10時~14時頃までは、紫外線量が多くなる時間帯です。したがって、この時間帯に長時間行動するのは避けましょう。
子どもと公園で遊ぶときは、日射しが落ち着いた夕方や日陰で遊ぶことも対策の一つです。
服装に気を付ける
日射しを避ける服装も紫外線対策には効果的です。夏でも薄手の長袖を着せたり最近ではラッシュガードも人気があります。
UV加工された生地の服も紫外線対策には最適です。
日焼け対策ができるデザインの帽子を被る
日差しが強い日のお出かけには帽子をできるだけ被らせてあげましょう。子どもの紫外線対策には帽子が一番役立つアイテムです。
夏でも蒸れにくいメッシュ素材の帽子や、つばの広い帽子ならより紫外線もカットできますよ。
(まとめ)子どもに合った日焼け止めで楽しく外出しよう!
子どもの日焼け止めは肌トラブルを起こさないために必要です。子どもによっては、日焼け止めを嫌がる子もいるので、その子に合わせた種類の日焼け止めを使い分けましょう。
スプレータイプやスティックタイプは、お子さんでも簡単に塗ることができるので遊び感覚で塗ってくれる子もいます。
子ども用に日焼け止めを選ぶ際は、肌にやさしく使いやすいタイプを選んでくださいね。親子でしっかり紫外線対策をして楽しいお出かけにしてくださいね!