10月まではまだ暑い日もありましたが、11月に入ってからは一気に秋冬らしい気候になりましたね。気温が下がると、肌のバリア機能が低下し、敏感になりがち。そこで今回は、冬の肌荒れや乾燥から肌を守るためのスキンケアのポイントやおすすめアイテム、取り入れたい習慣をご紹介します。冬の肌トラブルを防ぐために、ぜひ参考にしてみてください。
冬の寒さと乾燥が肌荒れを引き起こすメカニズム
肌のバリア機能の低下
冬の乾燥した空気は、肌のバリア機能を低下させ、外部刺激を受けやすくなります。バリア機能とは、肌表面を覆う皮脂膜と角質層が外部の刺激から肌を守る役割を果たしているものです。このバリア機能が低下すると、水分が蒸発しやすくなり、肌の乾燥が加速してしまいます。
クレンジングや洗顔の摩擦ダメージ
乾燥した肌は摩擦に弱くなり、クレンジングや洗顔で擦りすぎると肌を傷つけ、さらに乾燥が悪化します。
冷えによる血行不良
冬の寒さで血行が悪くなると、肌細胞に十分な栄養や酸素が届かず、肌の生まれ変わりが遅れてごわつきや肌荒れを引き起こします。
アイテムごとに見る冬のスキンケアのポイント
寒さが厳しくなる冬には、空気が乾燥し、肌の水分が奪われがち。そのため、夏のケアよりも保湿を意識することが大切です。ここではアイテムごとに冬のスキンケアのポイントを紹介します。
クレンジング&洗顔
クレンジング剤はオイルタイプを避ける
オイルクレンジングは洗浄力が強く、肌に必要な皮脂まで奪ってしまうこともあり、乾燥を悪化させる可能性があります。乾燥肌の方はクリームタイプやミルクタイプなど、保湿力の高いクレンジング剤を使用しましょう。
洗顔はぬるま湯で優しく
熱いお湯は肌に必要な皮脂を洗い流し、乾燥を招きます。ぬるま湯で、泡立てた洗顔料で優しく洗いましょう。ゴシゴシと擦るのは厳禁です。
洗顔後はすぐに保湿
洗顔後はすぐに化粧水や乳液で保湿を行いましょう。水分を逃がさないように、保湿力の高いアイテムを選ぶのがおすすめです。
化粧水&乳液
基本のスキンケアアイテムである化粧水と乳液ですが、冬はいつもと同じ使い方では不十分な場合があります。
化粧水は、しっとり・高保湿タイプのものを選び、たっぷりつけましょう。肌が乾燥している場合は、重ね付けをするのも効果的です。
乳液は、化粧水が浸透してから、重ね塗りします。手のひらに適量を取り、顔全体に伸ばします。
美容液
美容液は、高濃度の美容成分を配合した化粧品であり、肌悩みに合わせて様々な種類があります。
例えば、シワやたるみには、コラーゲン配合の美容液。乾燥には、セラミドやヒアルロン酸配合の美容液。シミには、ビタミンC誘導体配合の美容液がおすすめです。
美容液のおすすめの使い方
・化粧水で肌を整えた後に使用する
・適量を顔全体に馴染ませる
・乾燥が気になる箇所には重ね塗りする
クリーム
乾燥がひどい場合は、クリームを使用するのがおすすめです。
化粧水や乳液の後に使用することで、補った肌の水分を閉じ込め、保湿効果を持続させることが期待できます。
乾燥が特に気になる方は、みずみずしいクリームよりも、こっくりとしたクリームを選び、夜のスキンケアに取り入れると効果的です。
冬の肌のために取り入れたい習慣
マッサージ
マッサージをすることで以下のような効果が期待できます。
・血行を促進し、肌に栄養と酸素を届け、ターンオーバーを促す。
・老廃物の排出を促し、肌のくすみやたるみを改善する。
・リラックス効果があり、ストレスを軽減し、肌のコンディションを整える。
ただし、必要以上に力を入れてマッサージをすると摩擦が生じ、肌のバリア機能を低下させたり、肌荒れやシミなどのトラブルにつながる可能性があるため注意しましょう。
加湿器を使う
乾燥対策には部屋の湿度を40~60%に保つことが重要です。加湿器を使い、肌の水分量を保持してバリア機能を高めましょう。加湿しすぎるとカビやダニが発生する原因となるため、注意が必要です。
全身保湿ケア
冬は顔だけでなく、全身の保湿も重要です。乾燥が進むとかゆみや炎症を引き起こすことがあります。クリームやローションで保湿しましょう。
お風呂上がりに保湿剤を塗ると、より効果的に保湿することができます。全身にまんべんなく塗り、特に乾燥しやすいひじやかかとなどは念入りにケアしましょう。
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体温を保つ工夫
肌の乾燥を防ぐためには、体内温度を保つ工夫も大切です。気温が低下すると血管が収縮して血行が悪くなり、肌に必要な栄養素や酸素が行き届きにくくなります。体温を維持することで結果的に乾燥を防ぎ、肌トラブルの改善を期待できます。
体温を保つ方法
・温かいインナーを着用する
・靴下や手袋、帽子で冷えを防ぐ
・シャワーで済ませず湯船に浸かる
・ウォーキングやヨガなど、軽い運動をする
・冷たいものの飲み過ぎに気をつけ、意識的に温かい飲み物を飲む
こまめな水分補給
冬は体内の水分が不足しがちですが、乾燥防止にはこまめな水分補給が大切です。1日を通して少量ずつ水を摂り、1日2リットルを目安にすると良いでしょう。お茶や温かいスープなども活用し、身体の内側から潤いを保ちましょう。
適度な運動
運動と肌ケアは直接的な関係があまりないように感じるかもしれませんが、適度な運動で血流を促進し、新陳代謝を活発にすることで、結果的に健康な肌を保つことが期待できます。
また、運動にはストレス解消効果もあります。ストレスは肌のトラブルを引き起こす原因の一つですが、適度な運動によってストレスホルモンが軽減され、リラックス効果が得られるでしょう。ただし、無理な運動は逆効果になることもあります。自分の体力に合った運動を、正しい方法で行うことが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。冬の乾燥と冷えはお肌の大敵ですが、日々のスキンケアと生活習慣の工夫で予防が可能です。保湿重視のアイテムを活用し、こまめな水分補給や体温管理、加湿などを心がけることで、冬でもうるおいのある健康な肌を保ちましょう。